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横浜・中華街での修業を経て、地元・泉佐野で中華料理店を開いたのは17年前のこと。オーナーシェフの道網為成(どあみ・ためなり)さんは、手間を惜しまず素材の追求をおこたらず、中華街で磨いた腕で地元一番の人気店へと店を育てあげた。
海老や餃子の皮など地元で手に入らない最高級素材は中華街から取り寄せる。鶏は朝締めの地鶏を使い、蒸し鶏も別にとったスープの中で火を通すことで、うま味を身にぎゅっととじ込める。そんな妥協のない素材追求や食材選びと、泉南地方ならではの少し濃厚な味付けへのアレンジの賜物だった。右腕となるシェフも育ち、切り盛りする奥さんとのコンビで人気は不動。そんな中、なんこめへの出店が打診される。「次はなんばで挑戦や」。道網さんの職人魂がくすぐられ、潔く既存店を閉めての移転が決まった。なんこめの中で、もっとも遠方からのエントリーだ。
「地元では知られていたけど、なんばでは知名度がない。有名店に比べるとキツかった」と開店直後を振り返る。「今考えると常連さんに支えられていた地元では気楽やったね。でも、どんな料理が求められているか、必死になって考えて作って、初心を思い出した気がするわ」。


泉佐野出身ならではの個性を打ち出すため、ディナーの営業前には、泉佐野の昼網であがった魚介を買い付けに魚市場へと車を走らせる。予想よりも随分多い女性客のために、京都から取り寄せる生湯葉を料理に取り入れる。がっつりボリュームがあった一皿一皿も、あれこれ食べたいというニーズに応えて飲茶スタイルへと変更する。「向こうでは何か変化をつけても反応が得られるのは半年後や1年後やった。こっちはいいも悪いもすぐに結果が出る。それが楽しいし、刺激になるね」。
当初はなんこめへの出店に難色をしめした奥さんの学美(まなび)さんも、こぼれんばかりの笑顔で接客する。「挑戦し続けることで、主人の料理はますますランクアップしていってるように感じて、今は来てよかったと思ってます」。
素材の探求も、メニューづくりも、常に進化し続ける。その変化を苦労ではなく、醍醐味と感じる店主がいる店。飲茶スタイル=様々な味を楽しめる小皿スタイルで、素材の持ち味をしっかり感じさせてくれる繊細な中華料理。その味を楽しめるのは、ここ「亀仙人」だけだ。
| 中華菜館 亀仙人 |
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| 電話 | : | 06-6644-2699 |
| 営業時間 | : | 昼11:30~15:00(LO14:30) 夜17:30~22:30(LO21:30) |
| 定休日 | : | 毎週水曜日 ※祝日の場合は翌日 |
| ※営業時間、定休日につきましては、都合により変更となる場合がございます。 | ||