ホーム > 各店の味と人生 > お好み焼き&もんじゃ焼き 百十


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関西人にとってまだまだ馴染みの薄いもんじゃ焼き。
もんじゃ焼きなど食べたことのない人が圧倒的に多い大阪にあって、十年以上にわたり行列を作らせる強者がこの店だ。
『百十』のもんじゃが他とは違い受ける理由は、ひとえにその出汁にある。
鶏ガラと玉ねぎ、セロリ、赤ワインなどを入れた洋食のスープのように贅沢な出汁を使って仕上げるもんじゃは、本当にお酒との相性も良く、初心者も必ずリピーターになるという誘惑の味だ。「僕は東京で十二年ほど働いていたんですが、その時初めてもんじゃ焼きに出会って。あー、これは関西人の舌にも合うなと直感した店があったんです。
で、そこに通って。
ついには厨房で出汁の作り方まで教わった」と言うのはマスターの松永光司(まつなが・こうじ)さん。
大阪・長居でお好み焼き屋をしていた母の家業を継ぐ心積もりだった彼は、この頃、母の店でもんじゃ焼きも提供しようと密かに目論んでいた。
そんな時、偶然にも彼の母が大阪で別のもんじゃ焼きに出会い雷に打たれたという。
「私、店でもんじゃ焼きを出そうと思うねん!」と電話口で息子に話す母の言葉に、松永さんは「なんでこんなにタイミングがいいねん。親子って恐ろしいわ」と思ったそうだ。
大阪に帰って松永さんが母親と始めた店で、松永さんは名店の味をそのまま提供するのではなく、それをベースにオリジナルのもんじゃを生み出した。


永谷園のお茶漬けもんじゃ、納豆雑炊風もんじゃ、八宝菜もんじゃ…などなど全部で十八種と豊富なバリエーションは、いずれも日常生活のふとした時に思いついたもの。
そのどれもが個性的で、ひとつひとつがまるで別の料理を食べているかのような錯覚に陥るほど。
どれも“それしか食べない客”がいるほど極めた味なのだ。
そんなもんじゃの次にオーダーしたくなるのが、ふんわり厚みのあるお好み焼き。例えば牛スジお好みなど生地の間にたっぷりの具をサンドしたお好み焼きは、具の味にも妥協しない彼の心意気が感じられる傑作だ。
「僕、無愛想でしょ。カウンターのお客さんにも特に話しかけたりせえへんのに、それでも連日通ってくださるお客さんも多いんですよ。ほんまにありがたいから、なんばではもっとスペシャルメニュー考えて、ご恩返ししよかなと思ってます」。
| お好み焼き&もんじゃ焼き 百十 |
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| 電話 | : | 06-6644-2937 |
| 営業時間 | : | 昼11:30~14:30(LO14:00) 夜17:00~23:00(LO22:30) |
| 定休日 | : | 毎週月曜日 祝日の場合は翌日 ※夏季・冬季休み(3日間程度) |
| ※営業時間、定休日につきましては、都合により変更となる場合がございます。 | ||